SPACE UNTITLED BLOG

先日初めて使おうとしていたKODAK PORTRA 400VCというフィルムについて検索していたとき、このシャッターガールさんにたどり着きました。このブログで今までにご紹介させていただいたフォトブログは全て出逢った瞬間に「ビビビ!」と来るものばかりでしたが、今回もかなり「ビビビ!」と電流が流れました。

妙な表現かもしれませんが、シャッターガールのユリチャさんが撮った写真、1枚1枚に心地よい嫉妬を感じてしまうのです。どの写真もやさしい雰囲気に満ちているのですが、ただやさしくて雰囲気があるというのではなく、しっかりと計算されている感じ。もし同じカメラを持って、同じフィルムを入れて、同じ場所にいたとしても、きっとユリチャさんのように撮ることはできないだろうなあ的な嫉妬です。ユリチャさんと同じ写真を撮りたいと思ったわけではなくて、同じように「ビビビ!」が流れる写真を撮れるようになりたい。

最近、写真に関して少しスランプ気味だったのですが、シャッターガールさんとの出逢いから、それが吹っ飛んだ気分です。

ユリチャさんもいろんなカメラをお使いですが、ローライフレックス、ローライコード、マミヤC330やレアなKIEV60など、ましかく写真が撮れるスクエアフォーマットのフィルムカメラをよく使われています。僕もましかく写真好き人間ですので、さっそく感化され(笑)、先週尾道に行った時は、いつもの一眼レフはお休みさせて、ヤシカフレックス(二眼レフ)を持って行きました。

思ったとおりの写真を撮れるようになるには、たくさん撮ることも必要ですが、同時にたくさん見ることも必要。これからもユリチャさんの写真を見れるのをとても楽しみにしています。

▲シャッターガール

http://shutter-girl.jp/



ネコノテパン工場

2010.03.12 Fri 02:05

尾道に行くたびに必ず訪れるパン屋さんがあります。と言っても、まだ行ったことがあるのは4、5回で、昨年の5月にオープンしたという、小さな小さなお店。その名は「ネコノテパン工場」。昨年のまだ暑かった頃に偶然「ネコノテパン工場→」と書かれたブリキの看板を目にし、発見したのがはじまり。

千光寺に登る坂道の途中にあると言えば、簡単に聞こえますが、初めてだとちょっと迷ってしまいそうな路地裏にあります。なので、行き方は文章では説明できないのですが、素朴ながら、丁寧に作られている感じが思い切り伝わってくる、良質のパンに出会えます。古民家を改装してお店にしたゆるい感じがとても似合う、いい意味で懐かしくもあり素朴なおいしさ。

3個で100円のフレンチトーストや、チョコレートパン、シナモンロールも大好きなのですが、1欣焼で6面全部が「ミミ」の食パンが最高です!この間行ったときは、焼き立てが食べたくて、午前8時の開店に合わせて食パンをゲット。もう。。。。。たまらなかったです。

売り場は本当に小さくて、一人入ってパンを選んでいる間は、次の人は外で待機。その小じんまりさがまたいいのです。向島の後藤ラムネ工場さんが作る、ラムネやミルクセーキなどのジュース類も楽しめます。こだわりとおいしさがあれば、立地条件は二の次!って信じられるくらい、結構坂は登ります。でも行く価値はあるはず。パン好きなら、なおさらです。

パンを買いに行って、写真撮りまくってると、ちょっとオタク感炸裂ではありますが、食べないといられないのと同じくらい、撮らずにはいられません。

たっぷり入って500円のビスコッティもおいしかったなあ。

また行ける日が楽しみです。



ネコが大好きなのですが、今は飼えない環境なので、ついつい通りでの出逢いを求めてはカメラを片手に出かけてしまいます。運が良ければたくさん出逢うこともありますし、場合によっては全くいないことも。いたとしても簡単に写真を撮らせてくれない場合もあります。

だけど、そもそもネコって「自由気まま」なイメージなので、そっぽを向かれても「まあ、仕方ないか」って思えるのです。そう思ってもやっぱり撮りたい。少し前に「私は猫ストーカー」という映画を観ましたが、その主人公みたく、ひたすらネコを探して歩く。ネコを上手に撮る方法は、僕も模索中ですが、いくつかコツというか、試してみていることがあります。ばかげていると思われるかもしれませんが。

1.ネコを見つけたら、ゆっくりゆっくり近づく。
2.ネコが逃げそうになったら、止まってひたすら待つ。
3.ネコごはんで仲良くなろうとする。
4.ネコがじっとこちらを見ていたら、敵ではないことを照明するべく、なるべく目をそらしながら近づく。
5.iphoneのネコカメラアプリの鳴き声が意外と効果的。
6.十分近づけたら、カメラを構えて「その瞬間」を待つ。
7.撮らせてくれたとしても、シャッター音でびっくりして逃げてしまうこともあるので、ワンチャンスにかける気持ちで。
8.あくまでも被写体はネコですが、ときにはまわりの風景も一緒に切り撮る。
9.何か食べてるときは邪魔をしない。
10.撮り終えたら、ありがとうを伝える。

これらのことがいいかどうかは別として、少なくとも僕の場合はネコに写真を撮らせてもらえる機会が増えてきた気がします。

難しいのは遠くからでも撮れるようにと望遠レンズで出かけた日に限って、足もとでじゃれてくるネコがいたりして、フォーカスが合わなかったり、そうかと思って標準レンズで出かけると逃げられてしまったり。。。まあ、それでもやっぱり仕方ないのです。ネコは気ままですから、こちらも気ままに構えていようかと。

通りのネコたちはちゃんとなわばりを持っていることが多いので、同じ場所に行くと同じ子たちに会えることもしばしばあります。向こうは覚えないないでしょうけど、そういうときはちょっとうれしかったり。

何十枚と撮る中で1枚でも気に入る写真が撮れたときは気分がとても高まります。その1枚のために、これからも撮り続けて行きます。



今月の壁紙 2010年3月

2010.03.03 Wed 01:12

すっかり春らしくなってきて、日中はジャケットいらずな日もあるくらいですね。
そのおかげか、通りでのネコ遭遇率も少し高まってきた気がします。

今月は仲良しなのか、たまたま居合わせただけなのかは不明な
ふたりのネコちゃんたちを壁紙に選んでみました。

前回と同じく定番の4サイズ分をご用意しています。
最近は様々な画面サイズがあると思いますので、ここにないサイズの方でもご希望があればお手数ですがこちらからリクエストをいただければご用意いたします。

【1024X768】ワイドスクリーン以前のノートパソコンや15インチモニターなど

【1280×800】ワイドスクリーンで15インチ以下のノートパソコンなど

【1280×1024】ワイドスクリーン以前のノートパソコンや17、19インチモニターなど

【1680×1050】20、22インチなどのワイドモニターなど



写真友達から、プリントがとても素敵だと、カネガネお噂を聞いていた南海カメラさん。昨年LOMO LC-Aのワークショップをされていて、トイカメラにも力を入れているカメラ屋さんはめずらしいので、興味深々でお邪魔をしました。初めてお邪魔をしたのは3か月くらい前だったのですが、その時ずっと気になっていたDiana+を店頭で見て、質問をすると「一度使ってみて下さい」と、初めて訪れた僕にも快くカメラを貸してくださいました。そのこと自体おどろきだったのですが、店長さんのプリントにかける情熱もその時からひしひしと伝わってきていました。

フィルムで撮りながらも、主な発表の場がWEBということもあり、今までほとんどプリントをお願いしたことはなく、プリントする際もCanonのインクジェットプリンターで自分で出すことがほとんどでしたので、興味は持っていつつも、実際にお願いするにはいたっていませんでした。

が、先日、いつもお世話になっているCafe New Classicのマスターがフィルムカメラを始め、1本目のフィルムを南海カメラさんにてプリントしてもらってきていたのを見て、ビビビビっと打たれた感じを受けました。もちろん、初フィルムとは思えないマスターのセンスあってのことでしたが、プリントってこんなにも素敵なことだったんだあ!と。(今更何を言ってるの?と思われそうですねw)

そこで、自分も一度お願いしてみようと、データを持ってお邪魔しました。すると驚いたことに、奥の出力機に呼んでいただき、150枚近くあったデータを1枚1枚僕の意見を聞きながら、色調整をしてくださりました。しかも、その作業の早いこと!それだけの数があったにも関わらず、1時間もかかるかかからないかの間にプリントが完了。

持っていったのはフィルムで撮ったものをデジタルデータ化したものだったのですが、ネガからだとより自由にプリントできるとお薦めいただき、完全にお任せで現像&プリントをお願いしました。何枚かの写真は2パターンずつプリントしてくださっていたり、プロのこだわりに感心するばかり。同じネガでも仕上がりは自在なんだと改めて感じました。

ハイキーな仕上げで柔らかいイメージ。花びらは飛び気味で、実際の色よりずいぶん明るいのですが、花芯の質感がよりくっきりと表れています。(FILM : SOLARIS 200)

上と同じネガからですが、よりリアルに近い色合い。花びらはこちらの方がきれいな気がしますが、面白みは上の方が高いかと。

次は夜景の写真。

バルブで撮った尾道の夜景です。コントラストが控え気味ですが、その分奥に見える向島のシルエットまで表現されています。(FILM : SOLARIS 800)

こちらはコントラストを強めにしたもの。街の明かりと暗闇の関係がよりはっきりとしていて、シャープなイメージですが、向島のシルエットはつぶれてしまっています。

どちらの写真も好みの問題なので、どちらが正しいとか間違っているということはないですが、自分の好みにあった仕上がりをスピーディーにくみとってプリントしてくださった南海カメラさんに、心からお礼を申し上げます。

【INFORMATION】
南海カメラ
〒790-0052
愛媛県松山市竹原町51−13
089-945-4121



先日、一度しかないシャッターチャンスを狙って撮ったことがあったのですが、
見事にフィルムの装填をミスしてしまっていて、1枚も写っていないことがありました。
現像できなかったから、そこに証拠が残っていないから。
自分の記憶の中でだけ美化されているのかもしれませんが、
あの1本には「いい景色」が何枚かはあったはず。
ファインダーごしに見た風景を今も明確に覚えています。

デジタルだったらありえなかったミス。
それでも大切な風景はフィルムで撮っておきたいと思うのはなぜだろうと考えました。

意外とその答えは簡単だった気がします。

難しいうんちく抜きにして、単純明快な理由。
写真に残すのは覚えていたいから。
覚えていたいことには、時間を感じたいからです。

僕は1972年生まれですが、社会に出るくらいまでデジタルカメラなんてなくて、
今見れる当時の写真は全てフィルムによるもの。
それらを見返したとき、とても懐かしく、暖かい気分になれるんです。
写真を眺めていると、当時の気持ちや記憶がフラッシュバックしてきます。

これは個人差があると思うのですが、僕の場合、
例えつい最近の写真であっても、フィルムで撮ったものには
まるで昔のことのような「懐かしさ」を感じる何かがあるんです。

写りの特色や、フィルムならではのノイズ、
現像を待っている間のドキドキ感や、撮った瞬間に確認のできないもどかしさ。
それらを通り過ぎて仕上がる「写真」はかけがえのないもの。

デジタルも使っていますし、否定してるわけではありません。
でも、ここ一発の写真はフィルムを使いたい。

フィルムカメラはお金がかかる。
だから勇気がないです。という意見をよく耳にします。

たしかにデジタルカメラは一度買ってしまえば、フィルム代も現像代もかからないから
コストパフォーマンスは高いと思います。
たしかにランニングコストはある程度必要かもしれません。
僕は月に4~5本程度のフィルムを使います。
フィルムはだいたい500円くらいのもの。
現像とCD-ROMに焼いてもらう形式で880円。
なので月に9,000円くらいは使っているかもしれません。

これを高いと感じるか、趣味のコストと思えるか。

本当に表現したいものならば、なんとかなるレベルの話かもしれません。
少なくとも僕はそう思っています。

あと、もうひとつ。
もしかしたら、フィルムはいつか絶滅するかもしれない。
そんなことがあっては嫌ですが、その可能性がないとは言い切れません。
時代は確実に流れていますから。

そう考えると、余計にフィルムで残しておきたくなるのです。
残すものに後悔をしたくないから。

最後に、コストがかかるゆえに、1回1回のシャッターが重たいのです。
真剣に考えてしまう。
だからこそ、撮った時のことをよーく覚えています。
これはデジタルを使っているときにはあまりない感覚(個人差はあります)。

興味のある方は、ぜひフィルムを一度体験されてみることをお薦めします。



トリミング。

2010.02.12 Fri 12:38

写真の必要な部分だけをカットしたり、被写体と余白のバランスを整えたり。「トリミング」することによって、写真の印象や仕上がりが変わります。フィルムで撮った写真はあまり加工するのが好きではないので、普段は若干色直しをしたりする程度なのですが、標準レンズで遠くのものを撮ったときや、望遠でも遠かったものをさらに近づけたいときなどに、被写体をより大きくできたり、構図バランスを整えたりできるので便利です。

この写真はNikon F4sに200mmの望遠で撮ったのですが、ウエストレベルファインダー(DW-20)を付けていたので、遠くの動く被写体を探すのに必死で(笑)、飛行機がファインダー内に入った時に何も考えずにシャッターを切りました。写真としては色も微妙かもしれませんが、個人的には好きな色合いだったので、ichigoichieにアップしようと思い、ただバランスが悪かったのでトリミングを行いました。

右下の横長の写真がオリジナルで、飛行機がもう少し右にいたらこのまま出していたかもしれません。飛行機は相当小さいですが・・・。次に、雲が印象的だったので、雲をフィーチャーしつつ、空の大きさを強調するために縦位置にしたものを作りました。この方が横位置よりも好きでしたが、今度は飛行機は旅する乗り物なのに、左の余白が少なくなったことで動きが狭まった気がしました。

で、最終的に正方形にしてみようと思って、完成したのが右上の写真です。もともとスクエアフォーマットが好きということもありますが、この3枚の中では一番しっくりきました。

完全に感覚でやってしまってますが、撮る瞬間に表現しきれなかったフレーミングも、トリミングでどうにかなる場合も多いと思いました。



オートハーフに似合うフィルムは何だろう。。。と考えながら、solaris200を入れて出かけてみました。ハーフカメラはOlympus Pen EE-2、EE-3(お嫁に行きました)に続いて3代目。縦位置のファインダーにはもう慣れっこなのですが、36枚撮りのフィルムでも72枚以上も撮れるので、なかなか撮り終えない・・・。でも、このオートハーフはフィルムの巻き上げが自動(ぜんまい式)なので、より気軽にカシャカシャシャッターを切ることができて、それも一つの特徴なんだと思いました。

現像はいつものようにダイイチカメラさんにお願いして、ROMに焼いていただきました。

フィルムとの相性もあると思うのですが、とても写りが良く、ブルーやオレンジの発色もかなり好みの感じ。

青空を入れるショットはやはり順光がいいですね。撮るときは深く考えてなかったですが、結果論として(笑)。

夕陽やオレンジの発色もいい感じでした。ハーフカメラになったLOMO LC-Aみたいな写りなのかなあ。まだこのフィルムしか使ったことがないので、フィルムの影響かカメラとレンズによるものなのかがなんとも言えませんが、solarisとの相性が良いということは分かりました。

今度はISO400のsolarisを入れたので、同じ条件だともう少しハイキーに撮れるのかなあ。。。また、楽しみです。



素敵なフォトブログとの出逢いの第8段として「ポトリ」さんをご紹介させていただきます。ポトリさんにはとても不思議な魅力があって(不思議と言うのは語弊があるのかもしれませんが)、見る人・読む人を幸せな気分にしてくれます。

文面や写真から、やわらかなお人柄が伝わってくるせいもあるのでしょうが、個人的に感じるのは、自分のものも含め、普通のフォトブログとは立ち位置が少し違う気がするのです。

伝えたいこと・残したいことを写真にして、その説明を文章で行うのではなく、その逆のプロセス。伝えたいこと・覚えておきたいことがまずあって、日記をつける。そしてその日記に似合う写真を撮る。掲載する内容は同じでも、写真と文のどちらが先にくるかで印象は違うものになります。あくまで僕個人がそう感じるだけであって、ポトリさんご自身がどう思われているのかはわからないのですが、文章も写真もとても上手な方だからこそ、両者のバランスがとても良くて心地いいのです。

日々の暮らしの中でのいろんな出来事をカテゴリーに分けて書かれいてるのですが、僕は「おいしく」という食べ物カテゴリーが一番好きです。ポトリさんは、本当においしそうに写真を撮る方。どの写真を見ても、お腹が空きます(笑)。

カメラはNikonのデジタル一眼レフD90をメインに、35mmの短焦点レンズというこだわり派。短焦点は不便な面がある分、写りの良さは抜群。DXフォーマットのカメラなので、フィルムカメラの50mmレンズに近い画角は「標準」と呼ばれながらも、奥の深い焦点距離。それをとても上手に使いこなされています。

これからもずっと楽しみに拝見させていただきたいと思います。

皆さんもぜひ遊びに行かれてみてくださいね。

▼ポトリ

http://potorims.exblog.jp/



久々のGRD III。

2010.02.09 Tue 00:10

このところフィルムカメラに没頭していたので、いつも持ち歩いていたにも関わらずGRD IIIに電源を入れることは最近あまりなかったのですが、夜でも気軽に撮れるのはやっぱりデジタルの強み。邪道かもしれませんが、ISO感度を上げるとGRDは思い切りノイズが乗るので、デジタルのクリーンさが少し失われて好きなポイントに。

絞り優先モードでISO1600、F9で撮るとシャッタースピードは3秒ほどに。三脚は持参していなかったので、必死の肉体手ぶれ補正w。2枚目の写真は車の屋根にカメラを置いていたので、肉体手ぶれ補正とは言えないか。。。

こちらは約2秒手持ち。手ぶれ補正なんてないカメラだけど、これはこれでいいのかなと。動きを上手に撮れるようになりたいというのが目下の課題です。



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