2010年02月

先日、一度しかないシャッターチャンスを狙って撮ったことがあったのですが、
見事にフィルムの装填をミスしてしまっていて、1枚も写っていないことがありました。
現像できなかったから、そこに証拠が残っていないから。
自分の記憶の中でだけ美化されているのかもしれませんが、
あの1本には「いい景色」が何枚かはあったはず。
ファインダーごしに見た風景を今も明確に覚えています。

デジタルだったらありえなかったミス。
それでも大切な風景はフィルムで撮っておきたいと思うのはなぜだろうと考えました。

意外とその答えは簡単だった気がします。

難しいうんちく抜きにして、単純明快な理由。
写真に残すのは覚えていたいから。
覚えていたいことには、時間を感じたいからです。

僕は1972年生まれですが、社会に出るくらいまでデジタルカメラなんてなくて、
今見れる当時の写真は全てフィルムによるもの。
それらを見返したとき、とても懐かしく、暖かい気分になれるんです。
写真を眺めていると、当時の気持ちや記憶がフラッシュバックしてきます。

これは個人差があると思うのですが、僕の場合、
例えつい最近の写真であっても、フィルムで撮ったものには
まるで昔のことのような「懐かしさ」を感じる何かがあるんです。

写りの特色や、フィルムならではのノイズ、
現像を待っている間のドキドキ感や、撮った瞬間に確認のできないもどかしさ。
それらを通り過ぎて仕上がる「写真」はかけがえのないもの。

デジタルも使っていますし、否定してるわけではありません。
でも、ここ一発の写真はフィルムを使いたい。

フィルムカメラはお金がかかる。
だから勇気がないです。という意見をよく耳にします。

たしかにデジタルカメラは一度買ってしまえば、フィルム代も現像代もかからないから
コストパフォーマンスは高いと思います。
たしかにランニングコストはある程度必要かもしれません。
僕は月に4~5本程度のフィルムを使います。
フィルムはだいたい500円くらいのもの。
現像とCD-ROMに焼いてもらう形式で880円。
なので月に9,000円くらいは使っているかもしれません。

これを高いと感じるか、趣味のコストと思えるか。

本当に表現したいものならば、なんとかなるレベルの話かもしれません。
少なくとも僕はそう思っています。

あと、もうひとつ。
もしかしたら、フィルムはいつか絶滅するかもしれない。
そんなことがあっては嫌ですが、その可能性がないとは言い切れません。
時代は確実に流れていますから。

そう考えると、余計にフィルムで残しておきたくなるのです。
残すものに後悔をしたくないから。

最後に、コストがかかるゆえに、1回1回のシャッターが重たいのです。
真剣に考えてしまう。
だからこそ、撮った時のことをよーく覚えています。
これはデジタルを使っているときにはあまりない感覚(個人差はあります)。

興味のある方は、ぜひフィルムを一度体験されてみることをお薦めします。


トリミング。

2010.02.12 Fri 12:38

写真の必要な部分だけをカットしたり、被写体と余白のバランスを整えたり。「トリミング」することによって、写真の印象や仕上がりが変わります。フィルムで撮った写真はあまり加工するのが好きではないので、普段は若干色直しをしたりする程度なのですが、標準レンズで遠くのものを撮ったときや、望遠でも遠かったものをさらに近づけたいときなどに、被写体をより大きくできたり、構図バランスを整えたりできるので便利です。

この写真はNikon F4sに200mmの望遠で撮ったのですが、ウエストレベルファインダー(DW-20)を付けていたので、遠くの動く被写体を探すのに必死で(笑)、飛行機がファインダー内に入った時に何も考えずにシャッターを切りました。写真としては色も微妙かもしれませんが、個人的には好きな色合いだったので、ichigoichieにアップしようと思い、ただバランスが悪かったのでトリミングを行いました。

右下の横長の写真がオリジナルで、飛行機がもう少し右にいたらこのまま出していたかもしれません。飛行機は相当小さいですが・・・。次に、雲が印象的だったので、雲をフィーチャーしつつ、空の大きさを強調するために縦位置にしたものを作りました。この方が横位置よりも好きでしたが、今度は飛行機は旅する乗り物なのに、左の余白が少なくなったことで動きが狭まった気がしました。

で、最終的に正方形にしてみようと思って、完成したのが右上の写真です。もともとスクエアフォーマットが好きということもありますが、この3枚の中では一番しっくりきました。

完全に感覚でやってしまってますが、撮る瞬間に表現しきれなかったフレーミングも、トリミングでどうにかなる場合も多いと思いました。


オートハーフに似合うフィルムは何だろう。。。と考えながら、solaris200を入れて出かけてみました。ハーフカメラはOlympus Pen EE-2、EE-3(お嫁に行きました)に続いて3代目。縦位置のファインダーにはもう慣れっこなのですが、36枚撮りのフィルムでも72枚以上も撮れるので、なかなか撮り終えない・・・。でも、このオートハーフはフィルムの巻き上げが自動(ぜんまい式)なので、より気軽にカシャカシャシャッターを切ることができて、それも一つの特徴なんだと思いました。

現像はいつものようにダイイチカメラさんにお願いして、ROMに焼いていただきました。

フィルムとの相性もあると思うのですが、とても写りが良く、ブルーやオレンジの発色もかなり好みの感じ。

青空を入れるショットはやはり順光がいいですね。撮るときは深く考えてなかったですが、結果論として(笑)。

夕陽やオレンジの発色もいい感じでした。ハーフカメラになったLOMO LC-Aみたいな写りなのかなあ。まだこのフィルムしか使ったことがないので、フィルムの影響かカメラとレンズによるものなのかがなんとも言えませんが、solarisとの相性が良いということは分かりました。

今度はISO400のsolarisを入れたので、同じ条件だともう少しハイキーに撮れるのかなあ。。。また、楽しみです。


素敵なフォトブログとの出逢いの第8段として「ポトリ」さんをご紹介させていただきます。ポトリさんにはとても不思議な魅力があって(不思議と言うのは語弊があるのかもしれませんが)、見る人・読む人を幸せな気分にしてくれます。

文面や写真から、やわらかなお人柄が伝わってくるせいもあるのでしょうが、個人的に感じるのは、自分のものも含め、普通のフォトブログとは立ち位置が少し違う気がするのです。

伝えたいこと・残したいことを写真にして、その説明を文章で行うのではなく、その逆のプロセス。伝えたいこと・覚えておきたいことがまずあって、日記をつける。そしてその日記に似合う写真を撮る。掲載する内容は同じでも、写真と文のどちらが先にくるかで印象は違うものになります。あくまで僕個人がそう感じるだけであって、ポトリさんご自身がどう思われているのかはわからないのですが、文章も写真もとても上手な方だからこそ、両者のバランスがとても良くて心地いいのです。

日々の暮らしの中でのいろんな出来事をカテゴリーに分けて書かれいてるのですが、僕は「おいしく」という食べ物カテゴリーが一番好きです。ポトリさんは、本当においしそうに写真を撮る方。どの写真を見ても、お腹が空きます(笑)。

カメラはNikonのデジタル一眼レフD90をメインに、35mmの短焦点レンズというこだわり派。短焦点は不便な面がある分、写りの良さは抜群。DXフォーマットのカメラなので、フィルムカメラの50mmレンズに近い画角は「標準」と呼ばれながらも、奥の深い焦点距離。それをとても上手に使いこなされています。

これからもずっと楽しみに拝見させていただきたいと思います。

皆さんもぜひ遊びに行かれてみてくださいね。

▼ポトリ

http://potorims.exblog.jp/


久々のGRD III。

2010.02.09 Tue 00:10

このところフィルムカメラに没頭していたので、いつも持ち歩いていたにも関わらずGRD IIIに電源を入れることは最近あまりなかったのですが、夜でも気軽に撮れるのはやっぱりデジタルの強み。邪道かもしれませんが、ISO感度を上げるとGRDは思い切りノイズが乗るので、デジタルのクリーンさが少し失われて好きなポイントに。

絞り優先モードでISO1600、F9で撮るとシャッタースピードは3秒ほどに。三脚は持参していなかったので、必死の肉体手ぶれ補正w。2枚目の写真は車の屋根にカメラを置いていたので、肉体手ぶれ補正とは言えないか。。。

こちらは約2秒手持ち。手ぶれ補正なんてないカメラだけど、これはこれでいいのかなと。動きを上手に撮れるようになりたいというのが目下の課題です。


ずっとかわいいなあと思っていたハーフカメラ、リコーオートハーフ。
ずんぐりむっくりのボディと、セレン電池のクリスタル感がレトロな雰囲気を醸し出していてなんとも言えないルックスをしています。

いつもお世話になっているダイイチカメラさんにずっとストックされていたものらしく、モルトがちょっと劣化していたのですが、それ以外はとてもきれいでミントコンディション。しかも、モルトの交換とレンズの掃除までしていただいた完全な状態で譲り受けました。

このオートハーフSEには藤岡光学製25mm F2.8のレンズが搭載され、シャッター速度は1/30と1/125が自動的に切り替えられます。そしてなんともかわいいのがゼンマイ式のモータードライブ。シャッターを切ると、ジーっという音と共にフィルムが自動的に巻き上げられます。音が弱くなってきたら、またゼンマイを巻いて・・・。露出を計るのもセレン光電池ですから、全ての動作においてバッテリーは必要ありません。

オリンパスPENシリーズと人気を分かち合ったモデルということで、PEN同様、オートハーフもいろんなバージョンが登場しています。このSEは初期モデルが発売されて5年後の1967年に発表されたもの。SEはオートハーフにオートスタート機能(新しいフィルムを装填したときに、自動的に1コマ目にまで送られるもの)とセルフタイマーを装備したもので、鏡面シルバー(さらにかわいい!)とこのブラックの展開。本来ホットシューはついていないはずなのですが、おそらくこのカメラは後期モデルと呼ばれるもので、ホットシューを装備しています。

ホットシューが追加されたSE2の発売が1976年なので、おそらくその少し前とかに発売されたのでしょう。

ハーフカメラは大好きですが、すでにPEN EE-2とEE-3を持っていたので、EE-3をお嫁に出しました。オートハーフSEは少々重たいですが、いろいろ連れ出してみようと思います。

ちなみにこの写真は同じリコーのGRD IIIで撮りました。


今月の壁紙 2010年2月

2010.02.01 Mon 02:27

愛媛はここ数日間暖かかったのですが、また冬らしい寒さが戻ってきました。
風邪やインフルエンザが猛威をふるっておりますが、皆様健康にはお気をつけください。

寒いのはあまり得意ではないのですが、猫たちもコタツで丸くなっているどころか、
日々走り回っているので、負けじとカメラ片手に出かけようと思います。

今回も、

定番の4サイズ分をご用意しています。

【1024X768】ワイドスクリーン以前のノートパソコンや15インチモニターなど

【1280×800】ワイドスクリーンで15インチ以下のノートパソコンなど

【1280×1024】ワイドスクリーン以前のノートパソコンや17、19インチモニターなど

【1680×1050】20、22インチなどのワイドモニターなど


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