2014年09月27日
写真を始めた頃、フォトジェニックな被写体を求めて歩いた。 とにかくかっこいい被写体を撮れば、いい写真になると思っていたからだ。 もちろん、それは完全に間違ってはいないのだけれど、 もっと大切なのは、被写体をどう見るか、どう切り撮るかだと いつの間にか思うようになっていた。 そのセンスを磨くのには一生かかりそうだけれど、 撮るほどにトリックを一つずつ覚えていく。...
2014年09月25日
10年前にこの写真を撮っていたなら、光の玉が映っているあたりに
ジェットコースターや観覧車のシルエットがあったはず。
時代の流れは仕方ないけれど、子どもの頃に遊んだ想い出の場所が
ひとつひとつ姿を消して行くのは寂しいことだなあ。...
2014年09月23日
やさしい浜風が吹いていたが、もう夏の匂いはそこにはいなかった。
ちまたではとっくに夏休みは終わっているし、
僕も夏休みを取っているわけでもないのに、
なんとなく夏休みが終わっていく頃に感じた、
ちょっぴり寂しい気分が、とてもノスタルジックに思えた。
あんなに暑くて、時には不快にさえ思った夏なのに、
毎年その終わりにはふと寂しくなる。
だけど、秋の訪れを待ち望んでもいる...
2014年09月22日
珈琲を自分で淹れるようになるまで、知らなかった事がある。
それは同じ豆、同じドリップ方式で淹れても、
人によって味が異なるということ。
珈琲豆の量や挽き方、お湯の温度、蒸し方、ドリップ、
細かな選択が珈琲の味を変えてゆく。
自分の珈琲を美味しいと思えるようになっても、
もっと美味しくなる淹れ方があるかもしれない。
いつになったら『自分の珈琲』は見つかるのだろう。
...
2014年09月21日
想い出を閉じ込めたボトル。
海に流して、知らない誰かにたどり着いたり、
土の中に埋めて、未来の自分が掘り起こしたり。
それは時間が経過するほどに、
とってもロマンティックな色合いに染まりそう。...